2010年02月15日

映画「オーシャンズ」のサメ描写について

自分で見たわけではないんですが…
映画「オーシャンズ」は見ないと思うんですよね。
で、サメのシーンが話題になってて、引っかかりを感じてるもんでちょっと。

「オーシャンズ」にも、サメがヒレを切り取られて捨てられるシーンがあるとか。
「にも」と、言ったのは、youtubeに同じような動画が投稿されて何度か話題になってるからなんです。

youtubeの動画は、「サメを生きながらにヒレだけ取って、まだ生きているサメを海中に捨てている」って内容で、
オーシャンズの方は解説はないんだと思いますが、見る人によってはやはり「ヒレを取られたサメが生きたまま捨てられている」って言ってるから、
そういうニュアンスの画なんだろうな、と、推測するのですが。
(すいません、自分で確かめてなくて)

調べても、そういう漁をしてる、ってのが見当たらないんですよね…

日本の近海では、やってないと思います。
だって、そうする意味がないから。

サメ肉、ってのは、かまぼこやはんぺんの原材料です。
練り物の原材料「白身魚」ってのは、サメ肉です。
日本では、食べてるんです、サメを。意識してなくても。

ちゃんと「サメ」として売っている地域もありますし。
「モウカザメ」って表示でスーパーで売っているらしいですね。
サメの干物とか、サメのくさやとか、食べている地域があるらしいし、
湯引きで食べたりするようですよ。
サメ肉には、特有のアンモニア臭があるので、湯引きにするんですが、
獲れたては刺身でも食えるらしいです。

それに、サメからはコンドロイチンやスクワランがとれるんで、肝油だの軟骨だのが健康食品になってます。

フカヒレは、中華料理の高級食材だけど、
それだけを取るってのは、日本ではあまり意味がないのではないかと思うんですよね。

世界のどこの地域で、どういう人が、
「フカヒレ目的でサメを獲り、生きたままのサメを捨てる」
なんてことをしているんだろう…?

多分、元ネタになってるのは、「サメの混獲」なんですよね。

マグロの遠洋漁業で、
マグロの網にサメがかかっちゃった時、
「まずサメを殺して」ヒレを取って捨てる場合はあるそうです。

その場合も、「生きたまま」はありえません!
危険なんです!サメに噛まれたら!
殺すのは、漁師さんだって命がかかってるからしょうがないじゃありませんかね?

殺したサメのヒレだけ取って捨てるのは、
遠洋漁業では、安価なサメ肉をのせる余裕がないからです。
商品価値の高いヒレだけ取る、と。

それが非難されているのかもしれないけど…

そういう、「サメの混獲」は、漁をする方にとってむしろ迷惑なんですよね。

混獲を防ぐ機械で「サメショッカー」ってのが実用化されてるはずです。 使用実態はどうなのか知らないんですけど。
サメは、魚の筋肉が出す微弱電流を感知するロレンチーニ瓶という器官があるので、それを利用して、微弱電流を流してサメが寄りつかないようにする機械ですよ。

そう考えていくと、やっぱ変なんですよね…
映像で主張されているところのものと、微妙に違う。
「サメのヒレが高級品なのでヒレだけ取って捨てる漁をしている人々がいるが、ヒレを取られて泳げなくなったサメを、生きたまま捨てるんですよ!残酷でしょ?!サメはあんなに美しい生物なのに!」と主張してるとしか思えないんですが、

そういう実態はないんじゃないでしょうか?

この話題になると、なーんか変な気がしちゃって。

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posted by わに庭 at 22:02| Comment(6) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ヒレだけ取って捨てることは、東南アジアや中国で、実際に行われています。

http://metatron.la.coocan.jp/zone-26/logue078.htm
Posted by ルクレツィアの娘 at 2010年03月08日 13:40
コメントありがとうございます。
この後調べて、問題のシーンは、
「オーストラリア東海岸ヨシキリザメ漁」とわかりました。
ただし、そのままの映像じゃなくて、ロボットを使っているらしいですよ。
Posted by わに庭 at 2010年03月09日 19:42
初めまして。

>「ヒレを取られたサメが生きたまま捨てられている」
>多分、元ネタになってるのは、「サメの混獲」なんですよね。

この話はかなり前からありまして、テレビ朝日の「報道ステーション」がまだ「ニュースステーション」頃に、日本の漁船がフカヒレを切ってる様子をグリーンピースが空撮した映像を放送した事があります。
しかし、これには後日談がありまして、この漁をやってた人達からの反論が番組宛てに届いたのです。
それによると
「生きたままヒレを切ると噛みつかれる危険があるので殺してから作業してる」
「ヒレを切ったサメを甲板に転がしておくと噛みついてくる(魚は生命力が強く、殺してもそう簡単に死なない)危険があるので、すぐに捨ててる」
と、いう主旨の話でした。

確かに生きたままでやってたら噛みつかれますよね。
Posted by オキキリムイ at 2013年06月15日 23:28
初めまして、コメントありがとうございます。

生きたままは、ありえないですよね。日本では。
しかし、そうですか、ヒレ以外を捨ててるんですか…そういう漁もしてるんだ、日本でも。

無印良品が、フカヒレを使った自社製品にクレームがついた時の反論で、
気仙沼のサメは他の部位も無駄なく使っているって言ってたんで、
日本では、サメの体全部使ってるとおもっていましたよ。

危険だから、かぁ…
噛みつかれたら確かに大変ですもんねぇ…
Posted by わに庭 at 2013年06月16日 08:33
レス、有り難うございます。

このテレビでの報道自体、かなり古い話でうろ覚えなんですが、映っていた漁船自体、フカヒレだけ目的にしては大きすぎる船でしたので、混獲されたサメの処置だったのかもしれません。

今では無印良品の言う通り、フカヒレだけの漁は、どこもしてないかもしれません(確認取れてませんが)。

この「生きたまま」ってキーワードは、環境保護団体や動物愛護団体が毛皮反対の為の常套句になってまして、毛皮の残酷性を煽る為に使われてます。
しかし、生きたまま毛皮剥がしたら、その動物が暴れて却って効率悪いと思うんですけど。
Posted by オキキリムイ at 2013年06月16日 17:00
コメントありがとうございます。

そうですか、詳細はわからないですが、
生きたままはないですよねぇ。

生きたまま毛皮をはがす?!
それ、どんだけ想像力のない発言なんでしょう?
生きたままは無理でしょう…
私も殺してからだと思います。

人間の世界には、
残酷な処罰として、
そういうのがあったみたいですけど…
Posted by わに庭 at 2013年06月16日 20:41
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Tracked: 2010-03-01 20:02